悪い姿勢が噛み合わせに影響します。正しい姿勢を保つのに良い歩行をしましょう
正しい歩行は健康への第一歩です
1.歩く時は下を見ません。地面(床)を感じて、周辺視(一所を見ずに広い視野をもつこと)を意識します。エクササイズの時はできれば景色の良いところで、いろんなものをたくさん感じながら大きく手を降って、常に視界に手が見えているようにすると良いでしょう。
2.踏み出す足のかかとから地面(床)に接地するのを感じます。その時歩幅が小さくなりすぎてはいけません。小さくなりすぎると膝が曲がり、腰が曲がり、全体的に姿勢が悪くなってしまいます。歩幅を大きく取ると、踏み出す足のかかとからの接地をしっかりと感じ、膝が適度に伸び、腰も伸びてきます。エクササイズの時は歩幅をしっかりと大きくとり、歩行運動の中にある片足立ちの時間に足のかかとができるだけ地面に長く着いているように感じてみましょう。
3.両足が地面(床)についている時間を短くします。これは体の重心移動をしっかりと行うためです。動作には常に重心移動が関わってきます。重心移動が上手くできないと大きな動きができなくなったり、無理な動きで動作をすることになりますから、怪我や痛みにつながります。エクササイズの時は片足でしっかりと立っていることを感じましょう。
4.首や口の周囲筋肉が緊張していても重心移動は上手くいきません。日常の中で首、口の筋肉がリラックスしている正しく良い状態は、上下の唇は閉じていますが、口の中で上下の歯は噛み合っていません。そして舌が口蓋(口の中の屋根の部分)にピタッと添うようにくっついている状態です。噛みしめている人や舌が他の所に納まっている人、口が開いてしまっている人は歯医者さん、耳鼻科の先生に相談しましょう。
5.かかとから接地した足の裏は一歩前に出る時、つま先の内側、親指と人差し指で蹴る形になります。しかし蹴ることを強く意識しすぎると歩き方がおかしくなりやすいので、二つの指の付け根あたりの感覚を意識しましょう。ちなみに単純に立っている時はかかとと親指、小指の付け根の三点を感じると良いでしょう。
正しい歩行動作は全身のゆがみや動きの制限などの異常、問題があってはできません。
逆に正しい歩行ができるということは健康にもつながるということです。
二足歩行をする人間にとって日々の歩行からの影響は様々な影響を体に及ぼします。
上記のことを意識してみても上手くいかない、不具合がある場合はトレーナーや、カイロプラクティック、整骨、整体の先生など、専門の方々に診てもらうのが良いでしょう。